8.貧血じゃないと言われたけど。隠れ貧血かも?
休職前からあった、貧血症状。
けれど、血液検査で異常なしと言われ…
うつ病から来るものだったのかと思っていましたが、違いました。
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本日のテーマ
- 貧血症状が続く
- 隠れ貧血とは
- 対策と予防
- 結果
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【貧血症状が続く】
最近テレビを見ていて自分の症状はこれじゃないかと思わされました。
それが『隠れ貧血』です。診断名だと潜在性鉄欠乏になります。
私の主な症状は
- なんだか疲れやすく、体がだるい
- 健康診断では問題ないのに何となく体調がいまいち
- 便秘
- 頭痛がよく起きる
- 朝や急に動いた後はふらふら、立ち眩みがある
- 気分が沈みがちで食欲なし
- 階段や少し動くだけで息切れ
- 舌が白っぽくて地図状に荒れている。喉も痛い。
- 収縮期血圧が低い
- 夜に足に虫が這ってるような感覚。むずむずする。
こういう症状が出てきて、内科⇒脳外科⇒耳鼻科⇒心療内科と受診し、結果うつ病と診断されましたが、その間に実は血液検査も行っています。
そして症状は最近まで定期的に気になっていました。
実際の検査結果はこんな感じ↓
貧血の診断に主に使われるのは「赤血球数」「ヘモグロビン量」「ヘマトクリット」ですが、私の場合はいずれも問題なし。
やはりうつ病によるものだろうと結論付けていました。
そんな時、たまたま見ていたTVで特集されていて、まさしく「私の症状はこれだ!」と思いました。
貧血症状なのに貧血じゃないといわれて、診断されたのはメニエールとうつ病。
メニエールにしては回転性の眩暈ではなかったんですよね。
頭がくらくらするような、ふわふわした感じでした。
時に意識消失する事もあり、吐き気も。
うつ症状も出るようで、食事が入らない事や偏った食生活だった事もあり、可能性は大いにあるなと感じました。
【隠れ貧血とは】
隠れ貧血の原因は、貯蔵鉄の不足。
貯蔵鉄は「フェリチン」というタンパク質の膜に包まれた鉄分のことで、体内に鉄が不足した時に引き出す備蓄として機能しています。
一般的な血液検査では検査しないことも多いようです。
上の検査結果でもわかるように、私も検査されていませんでした。
フェリチン不足の女性は多いようで、隠れ貧血や貧血も女性に多くみられます。
主な症状
① 骨・皮膚・粘膜の障害(あざ、コラーゲン低下での骨・肌異常、爪・毛髪・舌異常)
② 知能・情動への影響(不眠・集中力低下・学習障害・うつ 等)
③ ホルモンや免疫機能低下
④ 消化系への影響(嚥下障害、食欲不振、下痢、便秘、氷を好む 等)
⑤その他(頭痛、イライラ、耳鳴り、肩こり、寝坊癖、疲労、むずむず脚 等)
貧血の方は、下眼瞼(下まぶた)や舌(舌ブラシ等で舌苔を取り除いて確認)、爪といった部位が白くなりやすく、爪はスプーンネイルになって割れやすくなる事も。
ぜひ一度セルフチェックを!
【対策と予防】
鉄の必要摂取量は1日当たり 男性10㎎、女性12㎎(18~69歳で、女性は閉経前)
食事だけで鉄を補おうとすると、ほうれん草を1日に15~20株ほど食べる必要があります。
基本は受診をして診断とともに医師の指導の下でサプリメントや食事療法を選択するかと思います。
しかし、とりあえず私は食事で鉄分を意識することと、慢性的に食欲不振であったことからサプリメントで補う事にしました。
鉄分の摂取量は1日40㎎までに止め(厚生労働省は許容上限を40㎎としてます)、サプリメントを利用する場合は過剰摂取に注意が必要です。鉄分は1日100㎎程度までであれば吸収を抑制するメカニズムが働くため過剰摂取の心配はないようですが、多量の鉄を取り続けると肝硬変や糖尿病を引き起こす事もあり、安全のためには医師に相談の上がよさそうです。
【結果】
体調が改善してきて、全体の食事バランスが良くなった事もありますが、眩暈は格段によくなりました。
息切れや疲れやすさは筋力低下やうつ病からきているものもありそうなので、今後体調を見ながら少しずつ運動もしなければと思っている所です。
舌の荒れや血圧も戻ってきており、便秘も解消。
もし、似たような症状を抱えている方は、一度医師に血液検査で「フェリチン」も一緒に検査したいと伝えてみる事をおすすめします。
一般的な血液検査では私のようにフェリチンは検査しない事が多いので、医師にプラスアルファで検査したい旨を伝えた方がよさそうです。