Lelelemonのブログ

うつ病で休職しつつ金融資産を増やす!療養生活のあれこれもご紹介。

11.うつ休職からの退職を決意。退職までの流れって?

 

退職しようと決めるまでは時間がかかります。

退職後の生活や退職までの流れを考慮した上で進めてく必要があります。

 

私が退職を決めた理由。

そして退職の流れを今まで、そして今回の経験を踏まえてお話させてもらいます。

 

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本日のテーマ

  • 退職に至った理由や決心
  • 退職に向けて検討すべき事
  • 退職までの流れ
  • 退職までにした方が良い事

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【退職に至った理由や決心】

 

私が「退職しよう」と決心したのは、療養期間中にいつのまにか職責者が他病院へと移動になり、新しい職責者からのリアクションでした。

 

直接上司とのやりとりが辛かった私は、ストレスチェックなどを管理している事務員にお願いして窓口になってもらっていました。

 

その事務員も、仕事として仕方なくな雰囲気で、決して親身ではなく、マニュアル通りのそして面倒くささが感じられる対応が多々見られていました。そうした事で、職場全体が復帰プログラムに消極的である事も判断する一つでした。

 

そんな中、事務員から「職責者が新しく赴任してきたので話をしますか?」と言われ、てっきり職責者側が話したいと考えているものだとばかり思っていた私は、主治医と相談の上で応じました。

 

すると、「職責者はまだ話す段階じゃないと言っています。」や、今は体調もいいのであいさつ程度なら大丈夫と再度応じると「主治医が復帰可の診断書を書いてなら話す。」と決して職責者側が話したいと思っていたわけではなく、事務員が勝手に動いたという状況に振り回されて、症状も悪化。

 

また、職責者として行動すべき時に判断できず、事務員に丸投げな状況はどうなんだという思いもあり、他者に意見をもらうことや、法的手段も視野に入れて、公的相談窓口にいろいろと電話をかけまくりました。

 

その時、相談員に言われたのが「そういう職場に今後も居続けるのかという事ですよ。」という言葉でした。

 

確かに、こういう問題を今まで度々繰り返しては振り回され、発症前後からストレス対策に疎く、労働者を使い捨てにしている印象の強い職場。これからの未来も見えないし、今後再発するリスクも大いにあるなと改めて感じさせられ、休業保障の期限まで残りあと少しというタイミングの今「退職しよう。」と決心できました。

 

正直、仕事は世の中にまだまだたくさんありますし、傷病手当や失業給付を受けられ、そして金融資産でやりくりしている私としては、今は仕事よりも病気療養に専念しようという気持ちにもなりました。

 

そして、距離を置いて、離れて遠くの職場を見てみると、なんてくだらない事で振り回されているんだと、今後もここで働いていく人に比べたら自分は早く気づけてよかったと、魔法が解けたような気持ちでした。

 

相談窓口を探すならご参考までに↓

相談窓口を探す |厚生労働省 (mhlw.go.jp)

 

これ以外でも検索すると様々な窓口があり、時間制や電話料金有料だったりしますが、一人で考え込んでしまうよりは、だれか他人の意見を聞いてみるのもいいですよ。

私は重たい気持ちが軽減されて、相談してよかったとこころから思えました。

       こども電話相談室のイラスト

 

 

【退職に向けて検討すべき事】

 

 

退職するかどうか悩んでいる時、考えなければいけないことはいろいろあります。

生活をどうしていくかやどの時期が一番退職するのによいのか、退職する上での手続きがどうなっているか(就業規則を必ずチェック)。

 

もちろん次の仕事が見つかるかや生活費をどうしていくのかという事は重要でしょう。

 

事実、私の知り合いも、大企業に勤めていて、年齢や福利厚生などを考慮すると離職は考えた方が良いと医師に止められた人もいます。

 

ただ、退職後の生活の目途が立ち、ある程度のリスクも許容できるのであれば、発症原因やストレスからは距離を置いて、新しい環境に向けて体調を整えるのも一つかもしれません。

 

けれどいくつかの職場を渡り歩いてきた私が思うのは、他を知ると意外と、あの時辞めなければよかったと後悔するような職場があった事も事実です。

 

経験上、100点満点の職場ってないなって思ってます。

自分の価値観や重要視している事が何なのか、そして、自分が何をしたいのかを総合的に考えた上で、後悔しない決断をしなければいけないとしみじみ感じます。

 

また、うつ病を発症してすぐに言われたのは、「今決めなくていいから、とりあえず体を休めなさい。」でした。うつ病で判断力が落ちている時に退職など大きな決断をしてしまうと、後で後悔すると医者はわかっていたからでしょう。たとえ心身共に元気だったとしても、急な決断には大いにリスクがかかります。冷静に考える時間は確保するべきだと改めて実感しています。

 

◆退職後の生活

もちろん、退職後は傷病手当金や失業給付を得られる可能性があります。

失業給付をもらいながら、制限下でアルバイトをする事も可能です。そしてコロナ下で行政からの支援もあります。

ハローワークで失業給付の手続きをすれば、国民健康保険の減免も受けられます。

そして、傷病手当金や失業給付は所得と見なされない為、税金もかかりません(退職所得やそれまでの給与には税金がかかってきます)。

もちろん、一人世帯や条件が合えば国民年金も減免を申請できます。

 

ぜひ退職後の生活をイメージする材料として、自分は何が使えるのかをハローワークや役所で調べる事をおすすめします。

 

◆どの時期が一番退職するのによいのか

年末調整をしてから退職を考える方もいますし、ボーナスの権利を得てから辞める方も。私はボーナスを得て、標準報酬月額(社会保険料傷病手当金算出の基準になる、4~6月の給与所得を元に算出)が改定される9月よりも前の時期で6月末で検討しました。なので、年末調整が無いため、翌年に税務署で確定申告をする必要があります。転職に向けて活動したいと思っている方は、求人が多い時期など離職者が出そうなタイミングを計算して辞める事もおすすめです。

 

また、有給消化することも考えていつまで働くのかを考える必要があります。

もし、有給消化が難しい場合は、従業員が退職する時点で消化しきれていない年次有給休暇がある場合、会社側がこれを買い取ることは法律違反にはなりません。裁判例を見ても、法律違反ではないという判決が出ています。ただし、会社側に買取義務や強制性は無いので、あくまで会社側の任意によるものが大きいと思います。

買取交渉をしたくないのであれば、上司は残りの有給を気持ちよく使わせてあげて欲しいと心から願います。

 

月末なのか中途なのか、それとも月末の1日前なのか、それぞれ社会保険料や税金の支払い方法や金額が変わってきます。それらも一度どれが自分には良いかを調べてみる方が安心です。

 

 

◆退職する上での手続きがどうなっているか

就業規則で「〇か月前までに」などの記載があればそれに従います。

 

特に記載がないのであれば、1か月以上前が常識の範囲かと思います。

 

民法では『当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申し入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申し入れの日から二週間を経過することによって終了する。』とされています。

 

なので法律上は2週間前であれば、損害賠償請求される事もなく申し出後に辞められます。どうしても辞めさせてもらえなかったりする場合は労働基準監督署や無料法律相談に行く事をおすすめします。

 

最近、退職代行サービスを有料で行っている所もあるようです。

しかし、結局辞められなかったり、手続きの為に一度直接話をする事を求められる事もあるようで(その場合返金対応している所もあります)、慎重に検討しなければいけないと考えます。

 

私の場合は休職中だった事もあり、やりとりにストレスを感じていたので、代行を利用すればもっとスムーズにストレス無く辞められたのでは?と思いますが、結局自分で電話してしまいました。

 

たくさんある情報の中でぜひより良い選択をして頂ければと思います。

 

 

 

                   

 

【退職までの流れ】

 

 

1.退職時期の検討、退職理由をしっかりと準備(覆されない様に)

2.退職の意思を上司に伝える(面談や交渉で、すぐに退職できないことも。決定後に日付交渉の場合あり)

3.退職届などの書類について案内を受ける(書式が決まっていたり、規定書類が準備される所もあるので、退職願作成のタイミングは慎重に)

4.健康保険は任意継続か国民健康保険かを役所で相談

5.荷物整理や業務整理

6.必要であればあいさつ回り用の菓子折りを準備

7.健康保険証や衣装など貸与物の返却(退職日までに実施)

8.退職もしくは有給消化開始

 

いろいろ手段や手順は前後したり加わったりもあるかと思います。

けれど、概ねこの流れが多かったなと思います。

 

退職した人がどういう手順をしているのかを、辞める辞めないに関わらず、常日頃から観察しておく事も大切だなと感じます。

 

私の場合は、今回2.が上司じゃなかったり、5.も休職前に済ませ、6.も省略。感謝の気持ちが大切だと思うので、感謝していない状況で、とても菓子折りを準備する気持ちにはなりませんでした。先々の繋がりや関係性を考えるなら、立つ鳥跡を濁さずの精神で、不満やストレスを押し殺しても円満にする努力が必要なのかもしれません。

     

           退職のイラスト(男性)

 

 

 

【退職までにした方が良い事】

 

退職までに検討してよかった事をお伝えします。

 

1.クレジットカード作成

 新規作成もですが、現在持っているクレジットカードの年会費が妥当なのか、もし費用がかかるのであれば、年会費無料の物にグレードダウンする事も検討します。その際に資料請求や引き落としなどの調整に時間がかかるため、退職日までに余裕をもって動く事をおすすめします。

 

2.自宅の検討

 賃貸住宅の家賃支払いやローン返済が今後可能なのか。もし引っ越しを検討されるのであれば、クレジットカード同様、契約上信用が重要となる事柄でもあり、退職日までに転居を済ませる事をおすすめします。

 

3.生活資金の確保

 よく生活資金を最低半年分は確保しておく方が安心だと言われます。失業保険や傷病手当が出るとしても、急な出費が出ないとも限りません。また、手当終了後も余裕を持って仕事を探す事もできます。ぜひ、投資などに使う事なく、すぐに現金として使える状態の金銭をある程度準備しておく事をおすすめします。

 

4.銀行口座・証券会社の開設や調整

 クレジットカードと連携しているものも多く、スムーズな開設に向けて早めに作っておくことをお勧めします。また、口座管理料などがかかる事もありますので、しばらく給与振り込み以外は使わないなどの口座があれば、見直しや整理をする事をおすすめします。

 また、投資をはじめようと考えているのであれば、仕事で収入がある状態の時に、損益が出ても補える状態で開始してみる方が安全です。

 

5.保険の見直し

 健康保険や生命保険など、退職後も急な時に助かるものです。しかし、費用が大きいものは、それだけで家計の圧迫につながります。ぜひ同じ条件で経費が安くすむものがないか、不必要な契約はないかを一度見直す事をおすすめします。また、資金貸付や支払い猶予についても一度契約書等で確認しておくと安心です。

 

6.奨学金の返済

 学生時代の奨学金を返済している方は、支払いが可能なのかを一度検討を。もし退職後に支払いが厳しくなるのであれば、1年ごとに減額や猶予を願い出る事が可能です。支払いができない状態を放置し、一定期間が経過すると、信用情報に傷がつく上に、保証人などにも迷惑がかかる事になります。早めに対処しておく事が重要です。

 

7.ワクチン接種や病院受診などの検討

 これは医療福祉関係に勤めている方に関係してきますが、コロナワクチン接種などは基本的に優先順位が設けられています。もし、推奨接種期間が過ぎている人や4回目以上を検討であれば、所属している間に接種するかどうか検討が必要です。退職後は一般市民として扱われますので、5か月以上開く事もざらです。また、予防接種に補助金を出している職場もありますので、免疫抗体が減少していると思われるものは接種しておくと経費が抑えやすいです。

 また、会社等に所属している期間の健康保険料は、退職後よりも安く抑えられていますので、その間に気になる事は受診して解決しておく方がよいと思われます。

 

 

退職までの期間が長ければ長いほど、ストレスもかかりやすいものです。けれど、退職後の生活もありますし、働いてきた期間に体調を崩すまで最大限尽くした自負もあります。なので、ぜひ妥協せず、利用できる事は利用する。で後悔のないように、終わりがある事として最後まで力を振り絞らなければと感じます。

 

少しでも私の経験が皆さんのお役にたったり、元気づけられれば嬉しいです。